ただでは済まなかったペルー旅行(3日目)

マチュピチュへ移動

クスコに到着して間もないが、早速マチュピチュに移動する。マチュピチュへの行き方は主に3つある。

  1. 近郊のポロイ駅まで車で行き、そこから列車
  2. 少し離れたオリャンタイタンボ駅まで車で行き、そこから列車
  3. マチュピチュ近郊の水力発電所まで車で行き、そこから歩き

ペルーレイルのタイムテーブル・料金表を見るとわかるが、列車は高価である。完全観光地価格。また、ポロイ発着はそもそも便がすくないので、基本的には2か3を選択することになるだろう。3については2日目で述べたように50ソル程度で済む。

各行き方での所要時間等は以下のとおり。地球の歩き方にも似たような図があるが、標高等をもう少し正しく示すならこの図のようになるだろう。

machupicchu_transport

3のケースでの最大標高に注目されたい。道中の高低差が大きく運転手の運転も荒いので酔い止めを用意したほうがよい。

ミニバンで出発

朝の7:00-7:15の間にホテルにミニバンが迎えに来ることになっていたのだが、結局7:30頃となり、出発。ミニバンは16人乗り。スペイン語を話す人達(主にスペインからの旅行者か?)だらけだった。

途中、オリャンタイタンボで休憩。同じように水力発電所に向かうバスが何台も止まっていた。

mercedes_bus

こんなメルセデスのバスや、

renault_bus

ルノーのバス。欧州車優勢で楽しい。

そして我々が乗ってきたのが、

cusco_bus

と、トヨタ…?

aichi_san_bus

どうしてこうなった。トヨタじゃないけど愛知さんや。愛知産の訳ないけど愛知さんや。無駄にパクリクオリティが高いロゴがまたむかつく。念のため周りを見渡してもやっぱりメルセデスやルノーのロケバス(愛知さんに乗ってきた我々にはメルセデスやルノーがあたかも高級なロケバスのごとく見える)だらけで、愛知さんはうちだけ。愛知さんはうちだけ。ナンバーワンにならなくてもいいもともと特別なオンリーワン。

かくして愛知さんは過酷な山路をゆくのである。

4300m峠越え、三半規管の限界

そういえばこのバス、揺れ方がおかしい。それはそうだ。日本車でも欧州車でもないのだから。(日本に帰ってきてから調べても結局どこ製の車なのかわからなかった)オリャンタイタンボの標高は2600m、マチュピチュ村の標高は2000m。あとは下るだけだと思っていたのだが、案の定、そうはならなかった。上記の図のように4380m程度まで登ってそこから一気に下る。途中3800mぐらいのところには普通に人も住んでいたし、外人とかがTシャツで富士山登ろうとしちゃったりするのもなんかわかる気がしてしまった。

そしてこのドライバー(名前は知らないが、適当にカルロスとでも呼んでおく)、明らかに作りのお粗末な愛知さんでとにかく飛ばしまくるのである。登りはまだ良いが、下りの運転がひどい。80キロぐらいで右に左にと隣の席のホセくん(仮名)に突っ込みそうになる勢いで連続的に遠心力を掛けてくる。そしてこのドライバー・カルロスは全然休憩を取ってくれないのだ。これは地獄である。だんだん気分が悪くなってきてついには限界が訪れてしまった。そこに救いの手を差し伸べてくれたのが妻である。まさにMG5(エム・ジー・ファイブ。意味自主規制)となった瞬間、ドライバー・カルロスにストップを掛けてくれたのだ。ようやく10分程度の休憩を取ることができた。車から降りた瞬間、ぐるぐるとめまいがした。完全に三半規管がやられていたようだ。他の旅行者も半分ぐらいが死にそうな顔をしていた。

そのうち下り勾配もゆるやかになり、最後はオフロードを1時間ほどゆくが、狭い道でスピードが出ず、むしろ楽だった。

マチュピチュトレッキング、大雨・謎の蚊との戦い

machupicchu_trekking2

水力発電所に到着したのは15:30ごろ。ここから山道(最初だけ登りがあり、あとはほぼ平坦)を10キロ歩く。線路の上(実際は脇)を歩いて行くのだ。リアルスタンドバイミーごっこである。ここで気をつけたいのは体調・天気・蚊だ。

体調について

ペルーに来る前に予行練習として富士山の5合目付近をトレッキングして体を鳴らしてきたのだが、この日は体調が優れず、かなり辛いトレッキングとなってしまった。日本からのロングフライト、時差ボケ、慣れない高地、車酔いが重なって思わぬ体調不良を起こすこともある。余裕があればもう少しクスコで体を慣らしてから来るか、素直に列車に乗ったほうが良かったかもしれない。

天気について

この時期のペルーは乾季で、雨は降らないものと思い込んでいた。実際には大雨が降ってしまい、トレッキングが更につらいものとなってしまった。乾季でもレインコートを持って行ったほうが良い。

蚊について

マチュピチュの蚊について、地球の歩き方には5-7月に発生し、刺されると非常に痒い旨の注意喚起がある。実際にはこの蚊のような虫は9月にも大量にいた。コバエのような姿をしていて、刺されると血が滲む感じになる。そして刺された時点では痒みはない。霧吹きタイプの虫よけをかけていたのだが、気が付かないうちに大量に刺されてしまった。その数、なんとお百姓さんもびっくりの八十八箇所(内訳:左腕48、右腕28、左耳6、その他6)。当然、生涯での最高記録である。そしてこの先も一生この記録が破られることもないだろう。合掌。

刺された箇所は48時間ぐらいすると痒くなる。かゆみ止めとしてムヒアルファを持って行ったのだが、この薬はよく効いた。痒くなってきたら掻かずにこの薬を塗るようにしたらそれほど苦しまずに済んだ。それでも酒を飲んだり、体が温まる夜になると痒くなってしまい、一旦掻きだすと止まらなくなってしまう。そんなときはホテルのシャワーで熱いお湯(50度ぐらい)を掛けると腫れも収まり、痒みも和らいだ。このような痒みは1週間程度続く。

なお、ネット上では、1週間後に水ぶくれのようになったとの情報もある。私と症状が違うようだが詳細は不明。

以上を踏まえ、マチュピチュ付近では暑くても必ず長袖を着ること。その上で肌が露出している部分には塗るタイプの虫よけが良い。霧吹きタイプでは塗り残す可能性がある。蚊はマチュピチュ村にもマチュピチュにもいるので注意すること。

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誤って他のグループのガイドツアーに迷い込んでしまい、連れてこられた断崖絶壁のショートカットルート。辛い思いをするだけなので正規ルートを通ったほうが良い。

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途中、何箇所か線路が橋になっている箇所がある。隙間に落ちるとそのまま川に落下なので注意すること。

マチュピチュ村に到着、帰りの列車を予約

マチュピチュ村に到着したのは18:30頃。とっぷりと日が暮れていた。予約した宿の場所がわからず、現地の人に聞いたりしてなんとか到着。この宿は特筆すべきことはないので特に記さない(お湯が出なかったり、トイレの水が流れなかったり、停電しまくったりしたけど)。雨で全身がビショビショになっており疲れも酷かったため、宿で1時間ほど休憩してから、まずは帰りの列車の予約に行った。20:30頃でも駅のペルーレイルの窓口は開いており、チケットを予約することができた。

当初の予定では翌日の午前中にマチュピチュを観光して、15時頃に列車に乗って19時頃にはクスコに戻る予定だったのだが、昼間のチケットはすべて売り切れていた。残っているのは夜の列車だけで、一番早いのが18:10発Vistadomeクラス。

ただ、この列車だとオリャンタイタンボに着くのが20:00近くになってしまい、そこからクスコへの足があるか不明。最悪オリャンタイタンボで1泊しなければならないかもしれない。そしてその翌日には10:25の便でクスコ空港からリマへ向かわなければならない。かなりリスキーだった。

とはいえ、他に選択肢がないのでこの列車を予約した。チケットは94米ドル。高い。

結果的にはこの列車でも問題なくクスコに戻れた。詳細は4日目参照。

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マチュピチュ村で夕飯として食べたスープ。ペルーはスープが美味しい。冷えきって疲れた体にありがたかった。

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