January 27, 2019

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LinuxでWavesプラグインを動かす

LinuxでWavesプラグインを動かす

以前の記事でLinux環境でWaves CentralからプラグインをインストールしたあとDAWで動かすことはできなかったのだが、いつの間にかLinVstでできるようになっていたので、やり方をまとめる。

English article here

動作環境

  • Ubuntu Studio 18.10
  • Wine 4.0-rc7 (Staging)
  • LinVst 2.4.1
  • Ardour 5.12

Wineのアーキテクチャは64bitのみで確認。

ホストLinux環境の下準備

予め下記のパッケージをインストールしておく。

sudo apt install winbind gnutls-bin libntlm0

Wine環境の下準備

DLLのインストール

winetricksで以下のDLLをインストールする。

d3dx11_42
d3dx11_43
gdiplus
mfc42
vcrun2005
vcrun2008
vcrun2010
vcrun2012
vcrun2013
vcrun2015
webio
wininet

DLLオーバーライドの設定

winecfgライブラリタブで以下のDLLのオーバーライドを指定しておく。

d2d1
ierutil
mfc140
mfc42
mfc42u
nsi

すべてネイティブ版後に内蔵版でOK。

waves-dll-override
なおアプリケーションタブのWindows バージョンは7以降にしておく。

robocopyのインストール

Wineではデフォルトでrobocopyコマンドがインストールされていない。 これを手動でインストールする。 インストールファイルは以下にある。 https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=17657

環境変数の追加

Windowsでは通常デフォルトで設定されている環境変数がWineでは設定されていないものがある。 これを手動で追加する。

wine regedit

HKEY_CURRENT_USER\Environmentあたりに下記の環境変数を定義する。

NameData
COMMONPROGRAMFILES(X86)C:\Program Files (x86)\Common Files
PROGRAMFILES(X86)C:\Program Files (x86)
PUBLICC:\users\Public

Waves Central、Wavesプラグインのインストール

WavesサイトよりWaves Centralをダウンロードして普通にインストールし、 プラグインもインストールする。

LinVstのセットアップ

LinVstのリリースページからDebian-Stretch版をダウンロードし、解凍する。

embedded-versionディレクトリにあるlin-vst-serverと付いているファイルをすべて/usr/bin/に放り込む。

$ sudo cp embedded-version/lin-vst-server* /usr/bin/

同じディレクトリにあるlinvst.soファイルを~/.wine/drive_c/Program Files/VSTPlugIns/ディレクトリにコピーして、ディレクトリ内にあるdllファイルを同じ名前に変更する。

linvst-vstplugins-directory

Ardourでプラグインを読み込む

編集→環境設定→VST→Linux VST パス~/.wine/drive_c/Program Files/VSTPlugIns/を追加する。 .のつく不可視フォルダは選択できないため、アドレスバーに直接入力する。

ardour-vst-search-path

プラグインをスキャンすると、ダイアログが現れるので、C:をダブルクリックし、Program Files (x86)をダブルクリックし、Wavesをダブルクリックし、Plug-Ins V10を選択した状態で開くを押す。

waves-folder-dialog

これでWavesプラグインが利用できるようになる。

ardour-waves-plugin-list