ただでは済まなかったペルー旅行（2日目）
行きの成田で急遽予約したB&B Wasi Aeropuerto Limaはいわばリマでの乗り継ぎの間に一泊することになった旅行者向けのホテルである。設備は最小限だが、スタッフには英語が通じる。スペイン語圏の国には初めて行ったが、面白いほど英語が通じない。ここでは出発のタクシーの時間を英語で相談できて助かった。空港往復のタクシーは20米ドルで手配できた。これは割高だが、空港到着が夜遅く、また出発も朝早かったため、安心には変えられまい。
標高3,400mのクスコ
リマ-クスコ便はスターペルーを利用した。信頼性で言えばラン航空を選びたいところだが、スターペルーならば半額ほど（往復3万円ほど）で済む。クスコ行きの便は遅れなしで出航。クスコに到着してまず気をつけなければならないのは高山病だが、念のため予防薬を用意した。高山病については以下の項を参照。クスコ空港からは公式（と思われる）タクシーに乗ったが、地球の歩き方には15ソルと書いてあったが、30ソルだった。カウンターのプライスリストにそう書いてあったので公式な価格と思われる。
ガイドブックには首絞め強盗の注意喚起がされているが、クスコの町中は日中・夜間ともに観光客だらけであまり危険な感じはしなかった。
クスコでマチュピチュ旅行の手配をする
クスコはマチュピチュへの起点となるが、出発前に悩んだのがマチュピチュの入場チケットや交通手段をどこで手配するかである。当初、このブログを見て、すべて現地で手配することにしたのだが、問題があったので以下に推奨される手配方法を記す。
マチュピチュ入場券
マチュピチュの入場券はインターネットで購入できるほか、クスコやマチュピチュ村でも購入できる。私はマチュピチュのみに入れる入場券をクスコで購入することにしたが、ハイシーズンだったせいか、翌日分は売り切れ、翌々日分については昼12時の時点で残り300枚だった。支払いはソル現金かクレジットカードのみで米ドル現金は不可。購入するのに30分ほど並ぶ必要があり時間がもったいないので、事前にインターネットで購入したほうがよい。
バス・列車チケット
クスコからマチュピチュには近郊の町から列車に乗るのが一般的だが、片道で100米ドル近くかかる。これがなかなかネックになるのだが、7時間ミニバンに乗ってそこから10キロ歩くことで、50ソルに節約する裏技が一般的である。私は行きはこのミニバンと徒歩で行くコース、帰りは列車とコレクティーボで戻ってくることにした。結果的に言うと、列車のチケットだけは事前に取っておいたほうがよかった。列車のチケットを乗る前日に取ろうとしたら夜遅い列車しか残っておらず、肝を冷やすことになった。詳しくは4日目参照。ミニバンの予約をしたのは以下の旅行屋さん。場所は下部の地図に記載。
クスコの食事
ご当地マック（あるいはマクド、マクナル）
海外旅行で楽しみにしていることの一つがご当地マックである。クスコにも当然マクドナルドはある。頼んだのはダブルクォーターパウンダーなのだが、スパイシーな味付けが南米風。価格はセットで18ソルぐらいだったと思う。ソースはケチャップ、サルサ系2種類、アヒ・アマリージョ（黄色い唐辛子）系2種類をかけ放題のスタイル。
レストラン Casa Qorikancha
偶然宿の近くにみつけたのだが、現地の人が結婚記念日などの特別な日に食事をする人気レストランらしい。トリップアドバイザーの評価も非常に高く、美味しいペルー料理が食べられる。値段はペルーにしては高めだが、だいたいメイン料理が2,000円台。頼んだのはサラダ、コーンスープ、ラム。見た目ミドリであれだが、味は格別。こちらの料理はボリュームがあり、これだけで夫婦二人には十分だった。
クスコのホテル
ホテルは二つ星La Casona de Rimacpampaを利用した。二つ星なので設備は最小限だが、スタッフは英語が通じ非常に協力的。コーヒー、紅茶、コカ茶は飲み放題。万が一の事態に、酸素ボンベも備え付けてある。
高山病について
個人差はあると思うが、クスコに着いて直ちに空気が薄いな、という感じはしなかった。それだけに注意が必要である。今回は医師に予防薬（ダイアモックス）を処方してもらった。そのおかげか、今回の旅行では高山病に悩まされるに済んだ。ただし、この薬は高山に到着する24時間前から飲み始める必要があり、利尿作用があるので注意が必要。すなわち、クスコに入る前日に飛行機に乗る場合はメチャクチャトイレに行きたくなるので通路側の席にすること。
高山病予防のため、以下の3点は必ず守られたい。
- 早く歩かない
- 食べ過ぎない
- 酒飲まない
