オープンソースのDAW Ardourを使ってみる

Ardourとは

https://ardour.org/

Linux Audio SystemsのPaul Davisが開発をリードするオープンソースのDAW (Digital Audio Workstation)。
主要開発者はPaulの他にRobin Gareus。その他数十人のコントリビュータがいる。
本記事執筆当時のバーションは5.9

特徴

まとめると、格安で使えるフル機能DAW。

オープンソース

一番の特徴はこれ。
ただし、オープンソース=無料ではない。
制限なく使うには寄付する必要がある。
これは後述。

マルチプラットフォーム

Linux、Mac、Windowsに対応。
もともとLinux用に開発されていて、その後Mac、Windowsに移植されている。

オーディオエディタ、MIDIエディタ

当たり前だけどオーディオとMIDI両方が扱える。
ただしもともとはオーディオ専用のDAWで、
後から開発されたMIDIエディタは使いにくいとの意見もある。

VST, AUプラグインに対応

それぞれのOSでVSTが利用可。
加えてMacではAUも使える。

トラック・プラグイン数制限なし

ソフトウェア側での制限はなし。
マシンの性能に左右される。

日本語対応

バージョン5.6から日本語表示が可能に。

価格

オープンソースだけどバイナリは有料。
制限付きで無料版もある。

無料版

機能制限なしで10分ごとにダイアログが出て音が止まる。
ダイアログを閉じればまた10分使える。

有料版

有料版の支払い方は2種類ある。

月払いの寄付

毎月定額がPayPalアカウントから自動的に引き落とされる。
支払額は$1, $4, $10, $50から選べる。
どの金額でも使える機能は同じ。
支払っている限りは常に最新版をダウンロードできる。
また、Nightly Buildもダウンロードできる。

支払いをやめても使えなくなるわけではなく、
新たにダウンロードできなくなるだけ。

なお、バイナリのコピーを友人などに渡しても良い。

一回払いきり

任意の額を一回のみ支払う。
支払う額は一応、自分の国で2人でレストランで夕食をとった時の額相当が推奨されている。
(ドイツでは40ユーロらしい)

ただし、45ドル未満の場合は、マイナーアップデートのみダウンロード可。
(5.Xから6.0にバージョンアップするとダウンロードできなくなる)
Nightly Buildはダウンロードできない。

45ドル以上で今後のすべてのアップデート及びNightly Buildのダウンロードができる。

何としても無料で使いたい場合

オープンソースなので自分でバイナリをビルドすれば無料。
ただしWindowsとMacでは依存関係の解決が難しいらしい。
Linuxは容易にビルドできる。
ビルドの仕方はそのうち書く。

結局使えるのか

バンド音源のミックス(一部MIDIも使用)に使ってみたが、
必要な機能は十分に備わっている印象。
録音・打ち込みからマスタリングまですべてカバーできた。

ただし標準搭載のプラグインは心もとない。
特にソフト音源はベーシックなシンセぐらいしかないので、
別に用意する必要がある。

また、GUIに多少使いにくさを感じたり、アプリケーションがいきなり落ちたりもするが、
やりたいことは一通りできてる。

誰にオススメできるか

LinuxでDAWしたい

結局これが一番のオススメかもしれない。

とにかく安くフル機能でDAWを使いたい

月1ドルから使い始められる。
ただ、無料で使えるDAWが他にもあったりするので比較した方が良いかも

複数人で使いたい

あんまりいないと思うが、コピーを共有できるので一人が払えば良い。

オープンソースにロマンを感じる

上記Linuxユーザと同様にそれなら使うしかない。

リトアニアの格安VPS Time4VPSを契約した

海外転勤でドイツに来ている。
日本にいる間は自宅サーバを運用しており、サーバはドイツに持って来たのだが、
回線は細すぎ、固定IPも振れないため、ドイツでの自宅サーバ運用は断念。
しばらくブログも止まりっぱなしだったのが、やっぱりサーバが欲しい。
サーバがないと何か物足りない、けどお金は使いたくない、
と思って見つけたのが、Time4VPSというサービス。

https://www.time4vps.eu/

一番低いスペックが年間払いでひと月1.24ユーロから。
なんで安いかというとサーバがリトアニアにあるかららしい。
運用とかも全部リトアニアなんだと思う。

Webページのホストぐらいしか用途を考えてないので、
低い方から2番目のS Planを選んで、とりあえず3ヶ月契約してみた。

パスポートのコピーの提出が必要

契約に際しては以下のようなメールが来てIDの提示を求められる。

日本の運転免許を提出しても読めないので、実質パスポートのみが有効だろう。
よく分からないところにパスポートのコピーを提出するのは気がひけるがしょうがない。

それでパスポートのコピーをメールで送ったが、待てど暮らせど連絡がない。
コンソール画面からチャットがあったので、話しかけたらすぐやってくれた。
ちょっとした英語力が必要。

低スペックでも割と使える

OSはUbuntu 16.04を選択。
メモリ1GBはちょっと心細いがWebサーバのホストぐらいだったら意外と十分。
Webページの表示速度もヨーロッパからは特に問題なし。
日本からでも問題ないそう。
ただし、日本からだとpingが遅いらしいので、SSHはちょっとストレスになるかもしれない。

ただでは済まなかったペルー旅行(最終日9日目)

2015年9月中旬、夫婦(夫30歳、妻28歳)にてペルーを訪問。南米というと地理的にも移動手段的にも日本人にはとっつきにくく、事前情報も限られている地域である。地球の歩き方やインターネット上の情報を頼りに計画を立て旅行を実行したが、困難に直面した場面が多々あり、これからペルー旅行を計画する旅行者のための情報提供として旅行記を記したい。

旅程は1日目参照。

リマ、おそろしの旧市街

Ricardo Palma Bus Stop

Ricardo Palma Bus Stop

リマの主な観光スポットは旧市街にある。新市街から旧市街へはメトロポリターノというバスで行ける。メトロポリターノに乗るには必ずカードを購入しなければならない。カードは停留所で5ソルで買える。その上で乗車賃をチャージする。カードは1枚あれば複数人で使える。乗車賃は一律で2.5ソル。旧市街に行くのはAラインとCライン。はじめ何も考えずにBラインに乗ってしまい、旧市街を通りすぎてしまった。

Centro

Centro

旧市街にはJiron de la Unionで下車。降りた瞬間いきなりすっごい治安悪い感じ。

Centro

Centro

Centro

Centro

で、旧市街に来た目的といえば歴史的建造物である。

Catedral

Catedral

Church and Convent of Santo Domingo

Church and Convent of Santo Domingo

Church and Convent of Santo Domingo

Church and Convent of Santo Domingo

途中疲れてもカフェでゆっくり休憩という感じでもないので、足早に旧市街を後にする。

新市街、ミラフローレス散策

新市街、ミラフローレスの海岸沿いの栄えているところに行ってみた。旧市街からメトロポリターノに乗り、28 de Julioで降りる。

Cafe San Antonio

Cafe San Antonio

海の方に向かう途中、おしゃれなカフェ発見。

Empanada

Empanada

エクアドル名物、エンパナーダのおしゃれバージョン。最近、日本のタリーズのメニューにもある流行り(?)のスナック。

ミラフローレスの海岸通りといってもあるのは公園とショッピングモールぐらいだ。大したものではないが落ち着いた雰囲気と海風が心地よい。

Miraflores

Miraflores

Larco Mar, Miraflores

Larco Mar, Miraflores

帰国の途に

Pollo al Oporto

Pollo al Oporto

最後の夕食には、Pollo al Oportoという鳥の赤ワイン煮に、ハトムギ的な穀物の入ったマスタードシチュー的なものを頂いた。

Miraflores

Miraflores

空港へはホテルに呼んでもらったタクシーで向かった。料金は50ソル。

帰りはアメリカン航空ダラス経由便。当然のように出発が1時間遅れたがリマを出発して7時間半、無事にダラスに到着。ダラスでは自動で入国手続きができる端末が整備されており、ロサンゼルスのような混乱はなく時間に余裕を持って乗り継ぎができた。

Dallas Fort Worth International Airport

Dallas Fort Worth International Airport

ダラスから成田は13時間半。日本に帰ってしばらくたってしまったのであまり良く覚えてないが、とにかく長く辛かったと思う。

旅を終えて

今回は旅行費用を抑えるためにバスでマチュピチュに向かったりした結果、
色々と大変な目に遭った。
それなりにお金を出せば、もっと快適な旅にすることも可能である。
体力や予定を考慮して最適なプランを練られたい。

それでも、敢えて大変な方を選ぶ、というのも旅の醍醐味かと思う。
苦労を乗り越えて、なんとなく自分がパワーアップしたような気分になる。
そしてまた、次の旅へ向かっていくのである。

ただでは済まなかったペルー旅行(8日目)

2015年9月中旬、夫婦(夫30歳、妻28歳)にてペルーを訪問。南米というと地理的にも移動手段的にも日本人にはとっつきにくく、事前情報も限られている地域である。地球の歩き方やインターネット上の情報を頼りに計画を立て旅行を実行したが、困難に直面した場面が多々あり、これからペルー旅行を計画する旅行者のための情報提供として旅行記を記したい。

旅程は1日目参照。

地球最後のオアシス、ワカチナ

Hosteria Suiza

Hosteria Suiza

さて、このワカチナだが、地球の歩き方にはわずか5行しか記述が無いにも関わらず、他のどのオアシスにもない特徴を持ったオアシスである。

Ordinary Oasis

Ordinary Oasis

だいたいにして、オアシスというのはこのようなところのことを言う。対して私達が思い描くオアシスといえば、アフリカの砂漠を歩いていて突如眼前に草木が茂った真ん中にこんこんと水が湧く泉が現れるが、いくら歩いてもたどり着かない。そのオアシスは蜃気楼だったのだ、みたいな文脈でのイメージが想起されるものだが、大人になってそんなオアシスはないことを知ってしまった。だからこそ、このワカチナが地球最後のオアシスだといえよう。

Huacachina Oasis

Huacachina Oasis

私達の心のなかのオアシスはここにあったのだ。

Huacachina Lakeside

Huacachina Lakeside

Huacachina

Huacachina

Hosteria Suiza

Hosteria Suiza

そのままリマにとんぼ返り

全くもってひどい旅である。朝から砂丘に登ったり、湖畔を歩いたり、プールでのんびりしたりして、昼にはもうチェックアウト。このままリマに帰る。

ワカチナの入り口付近でタクシー発見。8ソルでイカのバスターミナルまで行ってくれた。イカからリマまでは再び予め予約したクルス・デル・スールに乗る。14時に出発し、19時頃に到着した。一等席で41ソル。

Cruz Del Sur Bus Terminal in Ica

Cruz Del Sur Bus Terminal in Ica

リマではクルス・デル・スールで待ち構えていたタクシーにホテルまで連れて行ってもらった。ミラフローレスまで16ソル。

イカ、ワカチナの地図

フルスクリーン表示

ただでは済まなかったペルー旅行(7日目)

2015年9月中旬、夫婦(夫30歳、妻28歳)にてペルーを訪問。南米というと地理的にも移動手段的にも日本人にはとっつきにくく、事前情報も限られている地域である。地球の歩き方やインターネット上の情報を頼りに計画を立て旅行を実行したが、困難に直面した場面が多々あり、これからペルー旅行を計画する旅行者のための情報提供として旅行記を記したい。

旅程は1日目参照。

ナスカのツアー

ナスカに来た理由はただ一つ、ナスカの地上絵である。最もベーシックな地上絵の見方といえば、セスナで一気に飛んで空中から見る方法である。ただこのセスナ、小さくてほとんど見えないとかセスナ酔いでそれどころじゃなかったとか、ネガティブな情報があり、旅程もしんどいしなんかとにかく大変そうだったので、地上から見るというイージーかつ確実(チキン)な手段を採用。

ツアーは泊まった宿Anccalla Innで予約した。ナチュラルミラドール(丘)、ナスカの地上絵が見れるミラドール(鉄塔)、マリア・ライヘ博物館、パルパの地上絵が見れるミラドール(鉄塔)を3時間で回るツアーで車1台・ガイドが貸切のため料金は人数によって異なる。1人の場合は135ソル、2人の場合は一人70ソル、3人の場合は一人50ソル、4人の場合は一人40ソルだった。特に地球の歩き方によればパルパの地上絵が見れるツアーはないとのことであったので、ナスカの地上絵と一緒に見れることになってラッキーだった。時間は朝9時からにしてもらった。

Nasca Poster

Nasca Poster


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ただでは済まなかったペルー旅行(6日目)

2015年9月中旬、夫婦(夫30歳、妻28歳)にてペルーを訪問。南米というと地理的にも移動手段的にも日本人にはとっつきにくく、事前情報も限られている地域である。地球の歩き方やインターネット上の情報を頼りに計画を立て旅行を実行したが、困難に直面した場面が多々あり、これからペルー旅行を計画する旅行者のための情報提供として旅行記を記したい。

旅程は1日目参照。

バスでナスカへ

リマには昨日着いたばかりだが、もう別の町に移動なのである。改めてこの旅は日程が鬼畜すぎる。考えたの自分だけど。

さて、ナスカにはペルーで最も信頼の置けるバス会社の一つであるクルズ・デル・スール(Cruz Del Sur)を利用する。専用のバスターミナルがミラフローレスの北、サン・イシドロの東にある。ナスカまでは7時間半掛かるため、なるべく朝の早い7:30の便をWebサイトから予め予約した。スタンダードシートで一人73ソルだった。時間によって料金は異なる。ミラフローレスのホテルB&B Miraflores Wasi Independenciaで前日にタクシーを予約した。ホテルから10分ほどでバスターミナルに到着した。タクシー代は14ソル。

Cruz Del Sur Bus Terminal in Lima

Cruz Del Sur Bus Terminal in Lima


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ただでは済まなかったペルー旅行(5日目)

2015年9月中旬、夫婦(夫30歳、妻28歳)にてペルーを訪問。南米というと地理的にも移動手段的にも日本人にはとっつきにくく、事前情報も限られている地域である。地球の歩き方やインターネット上の情報を頼りに計画を立て旅行を実行したが、困難に直面した場面が多々あり、これからペルー旅行を計画する旅行者のための情報提供として旅行記を記したい。

旅程は1日目参照。

高地を去る

今日で山岳地帯を去ることになる。高山病にこそならなかったが、とにかく駆け足だったので、日程に余裕があればクスコにもう一日ぐらい滞在してもよいと思った。クスコ空港から首都リマへ向かう。

当たり前のように欠航、国内便

予めホテルにタクシーを呼んでもらって空港に移動。料金は25ソル。

Cusco Airport

Cusco Airport


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ただでは済まなかったペルー旅行(3日目)

マチュピチュへ移動

クスコに到着して間もないが、早速マチュピチュに移動する。マチュピチュへの行き方は主に3つある。

  1. 近郊のポロイ駅まで車で行き、そこから列車
  2. 少し離れたオリャンタイタンボ駅まで車で行き、そこから列車
  3. マチュピチュ近郊の水力発電所まで車で行き、そこから歩き

ペルーレイルのタイムテーブル・料金表を見るとわかるが、列車は高価である。完全観光地価格。また、ポロイ発着はそもそも便がすくないので、基本的には2か3を選択することになるだろう。3については2日目で述べたように50ソル程度で済む。

各行き方での所要時間等は以下のとおり。地球の歩き方にも似たような図があるが、標高等をもう少し正しく示すならこの図のようになるだろう。

machupicchu_transport

3のケースでの最大標高に注目されたい。道中の高低差が大きく運転手の運転も荒いので酔い止めを用意したほうがよい。
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ただでは済まなかったペルー旅行(2日目)

行きの成田で急遽予約したB&B Wasi Aeropuerto Limaはいわばリマでの乗り継ぎの間に一泊することになった旅行者向けのホテルである。設備は最小限だが、スタッフには英語が通じる。スペイン語圏の国には初めて行ったが、面白いほど英語が通じない。ここでは出発のタクシーの時間を英語で相談できて助かった。空港往復のタクシーは20米ドルで手配できた。これは割高だが、空港到着が夜遅く、また出発も朝早かったため、安心には変えられまい。

標高3,400mのクスコ

cusco

リマ-クスコ便はスターペルーを利用した。信頼性で言えばラン航空を選びたいところだが、スターペルーならば半額ほど(往復3万円ほど)で済む。クスコ行きの便は遅れなしで出航。クスコに到着してまず気をつけなければならないのは高山病だが、念のため予防薬を用意した。高山病については以下の項を参照。クスコ空港からは公式(と思われる)タクシーに乗ったが、地球の歩き方には15ソルと書いてあったが、30ソルだった。カウンターのプライスリストにそう書いてあったので公式な価格と思われる。

ガイドブックには首絞め強盗の注意喚起がされているが、クスコの町中は日中・夜間ともに観光客だらけであまり危険な感じはしなかった。
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